食べたものを毎日記録する、ただそれだけのコーナー。
記録している人=三星舞
熊本在住のフリーライター。あか牛の内もも肉をかたまりで購入しました。この週末にローストビーフを作るつもり。天日塩をミルでガリガリして、パラッとして、パクッとやるのだ!

新しょうがの梅酢漬けがとても便利。
さっと茹でたオクラと椎茸をガリとしょうゆで和えたり、焼いたお肉にそえたり…。
卵かけごはんにのせてもおいしいです。
1.しょうがはよく洗い、赤い部分も含めて千切りする。
2.鍋に湯を沸かし、①をさっと茹でる。ザルに広げて湯を切り、そのまま粗熱を取る。
3.清潔な瓶に②を詰め、梅酢を注ぐ。冷蔵庫で保存する。
うちの梅干しは赤しそを入れない白梅干し。
なので、漬けたしょうがは真っ赤になりません。
しかし、新しょうがの赤い部分を残して千切りしてから漬けると、その色素と酢が反応するのか何なのか(よく分かりませんが)桜の花のような淡いピンク色に仕上がります。
市販品の色鮮やかさはありませんが、これはこれでよいのではと気に入っています。

オクラが大量にあったのでお好み焼きにしました。
ぬめぬめ成分が山芋のような効果を発揮するのか、ふんわりとした仕上がりになります。
お好み焼き本体の作り方は、九州の食卓2013年冬号「かるべけいこの思い出ごはん」をご参考ください。
オクラは好きな食材の一つ。
刻んでおかかとしょうゆ、さっとゆがいておひたし、それからぬか漬け。
叩いた梅干しとしょうゆで和えるのもいいですね。
しらしめ油でさっと炒めて、塩とカレー粉で味付けするのもおすすめです。

取材で天草へ行くのは久しぶり。
ありがたいことにお寿司を食べさせていただきました。
一つめの握りはは赤雲丹。
早く食べたくて写真も全然ピントが合っていません。
夏にしか漁が許されていない、まさに今だけの味。
濃厚だけど、後をひかず、なんというか、なんともいえません!
もうとにかくおいしかったです。
詳しいことは9月20日に更新されるウェブマガジンにて、吉本由美さんのエッセイをご覧ください。

今日も暑かった!
2017年秋号の取材で九州の食卓営業部・大石さんの奥さんが作ってくれたレバーのスパイス炒め(?)が食べたくなりました。
確か九州の食卓のホームページにレシピが載っていたはず…と探してみたものの、該当のページが見当たらない。
なので、それらしいものを作ってみました。
1.鶏ハツは流水で洗い、血のかたまりがあれば取り除いておく。
2.フライパンにスパイスミックスと小口切りにした青唐辛子、しらしめ油を入れて、香りが立つまで弱火にかける。
3.②に①を入れて中火で炒める。火が通ったら塩としょうゆで味を調え、柑橘の搾り汁を回しかける。
スパイスミックスは同じ号で紹介されていた『こもれびガーデン』の「薬膳カレースパイス」を使いました。
その名の通り、スパイスカレー用に作られた商品です。
あらかじめホールスパイスがミックスされているのでパパッと使えてとても便利です。
もし商品が手に入らない場合は、クミンシード、コリアンダーシード、クローブ、カルダモンあたりを混ぜるとおいしく仕上がると思います。
味の決め手は最後に搾る柑橘の果汁。
ピシッと味が締まります。
*今日のおすすめ商品
なぜ夏ではなく秋にカレー特集を組んだのか!
|九州の食卓2017年秋号|
これさえあればスパイスカレーが作れます♪
|旅するクーネル スパイスカリーセット|

沖縄産の生まぐろが売っていたので漬けにしました。
1.日本酒大さじ1、本みりん大さじ1、しょうゆ大さじ1を小鍋で煮立たせ、冷ましておく。
2.まぐろは角切りにする。
3.小さめのボウルやバットに①を入れ、ごま油少々を加えて混ぜる。②を漬けて冷蔵庫で1時間ほど置く。
4.③を器に盛って刻みねぎを散らし、卵黄をのせる。
たれの分量は最小限にしてあるので、まぐろの量に合わせて増やしてください。
色々なレシピがありますが、日本酒と本みりん、しょうゆを全て同量で合わせるのが一番覚えやすく、無難な味に仕上がると思います。
ごま油を少しだけ加えることで、赤身のまぐろでもコクのある味わいに。
さらに、おろしたにんにくとしょうがを加えると、ユッケ感が増します。
その場合、まぐろを細かく刻んでおくと、もっとユッケ感がもりもりになります。
ここに「有明海苔 紫彩」があったらな~。。
*今日のおすすめ商品
秋に旬を迎える魚を気軽においしく食べる秘策が満載!
|九州の食卓2014年秋号|
風味豊かな無産処理のばら干しのり
|有明海苔 紫彩|

この暑い暑い日に夫から「鍋が食べたい」と言われ、「………。」となりながらもふと思い出したのが台湾旅行で食べた「石頭火鍋」。
台湾で食べたけれど、韓国っぽい料理でした。
当時、店員さんがとっても親切な方で目の前で調理しながら色々と説明してくれたのですが…。
中国語が全く分からないので(かといって英語も分かりませんが)詳細は「???」のまま。
しかしそのときの味は結構衝撃的でして、旅行から4~5年経つ今でも時おり鮮明に思い出し、無性に食べたくなるのです。
お店では石鍋にごま油をたっぷり熱して牛肉(っぽい茶色いお肉)やたまねぎを炒めてから、だし汁を加えていました。
そこにその他の具を入れて煮て、食べるわけです。
具は十数種類から好みで選べて海老餃子みたいなものや肉団子みたいなもの、レバーみたいなものもありました。
というわけで、冷蔵庫にある材料で、「石頭火鍋っぽい鍋」を作ってみました。
好きな肉だんごをたっぷりめにできるのが家鍋ならではのメリット。
1.昆布とかつおの合わせだしを取っておく。春雨は熱湯で戻し、流水で洗う。
2.鍋に①のだしを入れ、足りなければ7分目まで水を注ぐ。中火にかける。
3.肉だんごを作る。ボウルに刻んだしょうがとみょうが、小ねぎ、鶏ひき肉、かたくり粉を入れる。日本酒と塩、しょうゆ、ごま油を各少々加えて、しっかり練る。
4.②の鍋が沸騰したら③をスプーンですくって入れる。再沸騰したらアクを取り、①の春雨と好みの野菜(今日はレタスと椎茸、下ゆでした冬瓜)を入れてさっと煮る。
5.たれを作る。取り皿にみじん切りしたにんにくと小口切りにした小ねぎ、卵を入れ、七味唐辛子をふる。食べる直前に軽く混ぜ、粗塩をふる。
本場のたれにはみじん切りした白ねぎと韓国唐辛子が入っていました。
で、鍋の中身はもっとごま油感が強かったのですが夏なので肉だんごに少し混ぜる程度にしてみました。
スープもお店のは少し白濁していたからとんこつとか鶏ガラだったのかもしれません。
…こう考えてみると「っぽい」どころか全然違う鍋ですが、なぜか味は近いものができました。
たれさえあれば鍋の中身は何でも石頭火鍋っぽい味になるような気がします(本当か?)。

熊本市中央区の料理店「瑠璃庵」で鰯のマリネを食べて以来、自宅でもよく作るようになりました。
今の時期は直売所で青唐辛子が売られているので、ぜひお試しください。
1.鰯4尾は三枚におろす。好みで皮をはいでおく。
2.①に塩大さじ1をまぶし、キッチンペーパーを敷いたバッドに並べる。ラップをして冷蔵庫で30分ほど置く。
3.たまねぎ1/2玉とにんにく1片、パセリ1枝をみじん切りにする。青唐辛子2本は小口切りにする。
4.②から出た水気をキッチンペーパーなどで拭き取り、別のバットに並べる。③を全体にのせ、柑橘の搾り汁大さじ3とエキストラバージンオリーブオイル大さじ4を回しかける。冷蔵庫で1時間以上寝かせる。
このレシピだとたまねぎをたっぷり食べられるので「血液サラサラになれ~」と念じながらもぐもぐしています。
④の柑橘の搾り汁は、酢や白ワインビネガーで代用できます。
手頃な柑橘がないとき、私はいつもフンドーキンの「かぼす果汁100%」を使っています。
原材料は大分県産のかぼす果汁のみ!で、香料や保存料が添加されていないところが好き。
マリネのほか、パスタや焼いたお肉にかけるなど色々使えるのでオススメです。
*今日のおすすめ商品
「瑠璃庵」オーナーの笹原圭悟さんが登場する『九州の日々ワイン』掲載号
|九州の食卓2016年春号|九州の食卓2016年夏号|

里芋の煮物をよく作ります。
夫が甘辛い料理があまり好きではないので、だしで煮て塩としょうゆで味付けしたシンプルなタイプが主。
温かい状態で食べるほか、だしごと冷蔵庫で冷やして前菜にしても◎。
お弁当用に夜に作って、朝は詰めるだけの状態にしておくと便利です。
その場合、小口切りのねぎを散らすと彩りもさみしくなりません。
汁気を切ってかたくり粉をまぶし、油でカラリと揚げると食べ応えがアップ。
さらに黒こしょうをふると、おつまみにぴったりの味に仕上がります。
…と、まとめて作っておくと色々な展開ができるおすすめの一品です。
1.昆布とかつおの合わせだしを取っておく。
2.里芋は皮をむき、大きいものはひと口サイズに切る。塩でもみ洗いしてぬめりを取る。
3.鍋に水を張り、②を煮る。やわらかくなったらザルにあげる。
4.鍋にだし汁と③を入れて5分ほど煮て、塩としょうゆで味を調える。火から下ろし、鍋ごと冷まして味を含ませる。

撮影用の料理を作るため、熊本市北区の直売所『you+youくまもと農畜産物市場』へ買い出しに行きました。
野菜や果物、魚、肉類など熊本の農産物が豊富にそろう人気店です。
いつも大勢の人でにぎわっているのですが、水曜はポイント2倍デーだったようで店内はごった返していました。
人混みにもまれながらも無事に目当ての野菜を購入できてホッ。
頑張ったごほうびに(?)お惣菜を1つ購入してみました。
魚屋さんが作った「なます」です。
余った(と思われる)鯛やたこ、えび、このしろなどがたっぷり入っていて、ちょっと甘めの味付け。
祖母が生前作ってくれたなますの味にちょっと似ていて、色んなことを思い出しました。
*今日のおすすめ商品
|九州の食卓2014年秋号|

ぬか床を育てています。
1.米ぬかに同量の水と、米ぬかに対して10%の重さの塩を混ぜる。
2.冷蔵庫にある半端野菜(だいこんの切れ端やキャベツの外葉など)を①に漬ける。常温に置き、1日1~3回底からしっかり混ぜる。これを1週間ほど続ける。
3.捨て漬け野菜を捨て、②の工程をさらに2回繰り返す。
ぬか床の用意ができたら、あとは好みの野菜を漬けるだけ。
昆布やかつお節を混ぜておくと旨みが増します。
年月を経るほどに味に深みがでるそうなので今後が楽しみ!
私は冷蔵庫で管理しているので漬け上がりまでに4日ほどかかりますが、わが家の食べるペースにはちょうどよいようです。
おすすめの野菜はオクラと小松菜。
定番ですが、夏はやっぱりきゅうりもおいしいです。
2017年夏号巻頭特集「夏だから、発酵食。」の取材で発酵パワーに恐れ入り、ぬか床を育て始めました。
このままぬか漬けを食べ続けることで腸内環境が改善され、来年の春には花粉症の症状が治まっている…という計算です。
ちなみに甘酒も飲んでいます。
*今日のおすすめ商品
|九州の食卓2017年夏号|

朝夕は少しだけ涼しく、過ごしやすくなってきました。
が、日中は相変わらずの暑さで、今日も取材でへろへろになりました。
いくつか締め切りが重なり始めたので、おいしいものを食べて頑張ろう~と、真鯛のお刺し身を購入。
2017年冬号巻頭特集「今夜は日本酒」で矢田智香子さんが紹介してくださった「白身魚刺身の即席昆布〆」にしました。
冷蔵庫には浜嶋酒造の「鷹来屋 特別純米酒」があるのですが、明日は朝から取材なので見なかったことに…。
少しだけそのまま食べて、残りはご飯の上によっこらせ。
そこに、昨晩「かるべ流冷や汁」を作ったときに多めに取っておいただしをかけて、お茶漬けの完成。
梅干しをのせても美味でした。*今日のおすすめ商品
|九州の食卓2017年冬号|

「母の味」といえば唐揚げや煮物が一般的ですが、私の中ではヨーグルトムースがそれにあたります。
プレーンヨーグルトや牛乳、ゼラチン、缶詰のみかんなどを混ぜて冷やし固める簡単おやつ。
母がいつから作り始めたのか記憶が定かではありませんが、私もきょうだいも幼い頃から大好きで、よくリクエストしていました。
そもそもは親戚のおばさんから教えてもらったという母のレシピだと、1度で大きめのタッパー2つ分くらいの量ができていました。
それをスプーンですくって器に取り分けて家族で食べるのが楽しくて、おいしくて。
時々無性に食べたくなるのですが、何しろ大量にできるので作っても一人では食べきれない…。
そこで、実家を離れてからは少量バージョン(それでもたくさんできますが)のレシピで作っています。
だいたい1Lの容器におさまる分量です。
1.耐熱容器に水大さじ1と粉ゼラチン5gを入れて5分ほど置く。
2.ボウルに純生クリーム100mlと砂糖60gを入れ、泡立て器などで砂糖が溶けるまで混ぜる。
3.②に水切りヨーグルト250gと牛乳100mlを混ぜる。
4.①を電子レンジで20秒加熱し、ゼラチンを溶かす。
5.③に④を少しずつ加えながら泡立て器で手早く混ぜ合わせる。汁気を切った缶詰のみかんをまぜ、味をみて柑橘の搾り汁で酸味を足す。
6.⑤を容器に移して冷蔵庫で冷やし固める。

熊本のトマトの生産量は全国でもトップクラス。
そのため、トマトを大量にいただくことがよくあります。
自宅でよく作るのは切ってあえるだけの簡単サラダです。
今日は直売所で購入した青柚子を使いました。
1分で完成するので、朝ごはんにもぴったりです。
1.トマトを半分に切る。
2.①を器に盛って塩をふり、柑橘を搾りかける。エクストラバージンオリーブオイルを回しかけ、黒こしょうを挽く。
それから、九州の食卓を一緒に作っていたデザイナーの方から教えてもらった「ミニトマトのシロップ漬け」も毎年作ります。
トマトの酸味であっさりと仕上がり、まるでデザートのような味わい。
桃やぶどうのシロップ漬けよりも好きかもしれません。
1.ミニトマト10個は皮を湯むきしておく。
2.小鍋に水1/2カップと白砂糖1/2カップを入れて火にかける。砂糖が溶けたら火から下ろし、小さめのボウルやバットに移して粗熱を取る。
3.①のミニトマトを②に移し、柑橘を搾りかける。冷蔵庫でひと晩しっかり冷やす。★中玉や大玉トマトで作ってもおいしいです。
*今日のおすすめ商品
|九州の食卓2012年夏号(ファーマーズシェフ直伝 トマト料理)

こんな日に限って愛犬たちが全く言うことを聞いてくれない…!
というわけで、今朝はトーストとカフェオレ、のみ、でした。
全然ちゃんとしていなくて申し訳ないです。
トーストをのせたリム角皿は、昨日の「普通のパンケーキ」で使ったものと色違い。
長崎・波佐見の陶芸家、吉田健宗さん(※吉は三画目が長い、つちよし)の作品です。
2011年冬号の取材時にお茶碗を2つ購入して以来、吉田さんの器を少しずつ集めています。
リム角皿にはパンケーキやトーストのほか、サラダとベーコンエッグ、焼き魚とだいこんおろし、などをのせることが多いです。
カフェオレを注いだマグカップも吉田さんの器。
九州の食卓セレクトショップで買いました。
たぶん、まだ在庫があると思います。
コーヒーの香りは好きですが飲むとその苦みにブルブルッとなるので、7割が牛乳の〝ほぼ牛乳カフェオレ〟が私の定番です。
いつかブラックコーヒーを片手に「これはキリマンジャロですな」とか言いたいものです。
*今日のおすすめ商品
|九州の食卓2011年冬号|

残念ながら台所に雑穀がなかったので、普通のパンケーキでお昼ごはん。
1.ボウルに全卵1個を割り、泡立て器で溶きほぐす。牛乳100mlを加えて混ぜる。
2.①に薄力粉100gと、砂糖大さじ1と1/2、しらしめ油大さじ1/2、ベーキングパウダー(アルミニウムフリー)小さじ1、塩ひとつまみを入れて、ダマがなくなるまで混ぜる。
3.小さめのフライパンにバターかしらしめ油を熱して、②をお玉1杯ほど流し入れる。弱火で焼き、表面にふつふつと穴ができ始めたら裏返す。裏面もきつね色になるまで焼く。
直径15cmのパンケーキが8枚焼ける分量です。
生地が余ったら冷蔵庫で保存して翌日までに食べきってください。
翌日の方がもちもちに焼き上がる気がします。
実は、パンケーキを焼くのが苦手です。
フライパンの熱し方が悪いのか、まんべんなく焼き色をつけることができないのです。
(なぜか今日は1枚だけきれいに焼けたので一番上にのせました!)
そして毎回食べた後に「お米が食べたい…」と思ってしまう。
上手に焼けない一番の理由は、パンケーキへの情熱が足りないからかもしれません。
*今日のおすすめ商品
|九州の食卓2012年秋号|有機小麦粉(全粒/薄力粉)ろのわ|洗双糖|小さな海|

1.豚スペアリブは表面を流水でこすり洗いする。
2.密閉袋やボウルに①を入れて、全体に塩麹をまぶす。冷蔵庫で1晩置く。
3.鍋に②とスライスしたしょうがを入れてひたひたになるまで水を注ぎ、強火にかける。沸騰したら弱火にして、少しずらして蓋をする。肉がやわらかくなるまで1時間ほど煮る。
下ごしらえしておけば、後は煮るだけ。
火にかけて、その間に原稿を1本書いて、料理ができ上がった頃に仕事も終わっているのが嬉しい…。
鍋は厚手(STAUBやle creuset)の方が上手にできる気がします。
煮ている最中にときどき様子を見て、水が少なくなったら足してください。
時間に余裕があれば、煮た後に鍋ごと冷まして、表面に固まった脂を取り除くとあっさり仕上がります。
冬はかぶやだいこんと一緒に煮ますが、今日は食べる直前につるむらさきを加えてさっと火を通しました。
ほうれんそうや小松菜、もやしと煮てもおいしいと思います。

今年、初スイカ、です。
ツルが付いていて、波平さんみたいで可愛い。
包丁を入れた瞬間にパリッと皮が割れて、一目で完熟と分かる真っ赤な実が出てきました。
シャクッとした軽い食感で、甘みは濃く、とてもみずみずしい!
ついつい食べすぎてしまいました。
昨年の初スイカは、山鹿市の農家の取材で食べたもの。
山鹿市は全国でも有数のスイカの産地で、旬は4月下旬~5月。
取材をさせていただいたのは出荷目前の3月末でした。
まだまだ寒い時期だったので、スイカを試食させてもらった途端にぷるぷると体の震えが…。
「スイカは体を冷やす食べ物」とは知っていましたが、実感したのはその時が初めてでした。
(でも、ものすごく甘かった!)
亡くなった祖母も畑でスイカを育てており、夏になると朝収穫したばかりの実を食べさせてくれました。
全く冷えていなくて、色は薄く、あまり甘くなかったけれど、祖母と一緒に食べるとおいしく感じたのを覚えています。

しかも『乳菓子屋』のミルクレープ!
以前勤めていた九州の食卓制作室は、熊本地震前まで熊本市の水前寺に事務所を構えていました。
『乳菓子屋』とは、そこから徒歩3分ほどのご近所にあったケーキ屋さんです。
移転前まではスタッフの誕生日のたびにバースデーケーキを買いに行っていたのですが、事務所が大津に移ってからはごぶさたしていました。
こちらのご主人は阿蘇郡小国町のご出身です。
小国町は標高300~800mにあり、小国杉を中心にした林業と、農畜産業が盛んな地域です。
酪農は一般的なホルスタイン種ではなくジャージーがメイン。
乳脂肪率が高く、うっすらと黄色がかった濃厚な味わいの牛乳が生産されています。
『乳菓子屋』のケーキに使用する牛乳は、この「小国ジャージー牛乳」のみだそうです。
というわけで、私が好きなミルクレープにももちろん「小国ジャージー牛乳」がたっぷり使われています。
1枚ずつ焼いたクレープにカスタードクリームを広げ、フルーツをのせ、またクレープをかぶせて…。
とても手間をかけて作られているのでいつも食べるのがもったいないなぁ~と思います(すぐ食べますけど)。
仕上げに表面をキャラメリゼしてあり、カリカリの飴ともちもちクレープ、なめらかなカスタードの3つの食感を楽しむことができます。
ぎっしり詰まったフルーツの酸味と、まったりとしたカスタードの甘みのバランスもよく、サイズが大きいのにぺろりと食べてしまいます。

浴槽に湯を張って踏み洗いしたので汗だくです。
頑張ったので、おやつに阿蘇郡南小国町『高村武志牧場』の「山吹色のジャージーヨーグルト」を飲みました。
とろりとした喉越しで、味わいは濃厚。
飲んでおいしいのはもちろんですが、ポテトサラダに少量混ぜると味にぐっと深みが増します。
黒川温泉近くにある加工場には直販コーナーが併設されていて、牛乳やカフェオレ、ヨーグルトなどが購入できます。
中でもおすすめはソフトクリーム。
甘みにコクがあり、後味はあっさりしています。
『高村武志牧場』についての詳細は2014年秋号のエリア特集「九州味旅・小国郷」をご覧ください。
小国郷の自然食レストランや石窯焼きの天然酵母パンが買えるお店の情報も掲載されています。
森の中でスローライフを実践する『リトルカントリー』の上野ご夫妻を初めて取材させていただいたのも2014年秋号でした。
約4000坪(400じゃなくて4000!)の土地の開拓から、店舗やロッジの建築、米の栽培…。
とにかく何でも自力でやっちゃう上野ご夫妻の歴史は、お話を伺っていてびっくり仰天の連続。
純米吟醸「菊池川」を飲みながらの取材だったので、ところどころ覚えていないのはナイショです。

余ったきゅうりはぬか床に漬けました。
鶏ハムの作り方
1.鶏むね肉は皮と脂肪を取り除く。
2.①の全体に海塩大さじ1をすりこむ。その後、きび砂糖大さじ1をすりこむ。密閉袋に入れて冷蔵庫で2日間(48時間)寝かせる。
3.ボウルに水を張り、②を1時間ほど浸して塩抜きする。
4.鍋にたっぷりと湯をわかし、③を入れて火を止める。ふたをして鍋ごと冷ます。
取り除いた皮はフライパンに並べて弱火でじっくり焼き、塩をふるとおつまみになります。
できた鶏ハムはゆで汁ごと冷蔵して3日くらいで食べきります。
さらに残ったゆで汁は密閉袋に入れて冷凍してスープストックにすると、むだが出なくて気持ちがよいです。
お財布にもやさしい。
今日はスーパーの直売コーナーで熊本県産の巨峰が一房200円でした。
数日前までは600円前後をうろうろしていたのに、夏休みセールでしょうか。
もう1パック買ってフルーツシロップを作れば良かったなぁと後悔しています。
九州の食卓セレクトショップでは、ブルーベリーシロップのソーダ割が注文できるそうですよ。

「油ぞうめん」は、奄美の郷土料理です。10分で完成するので忙しい日のお昼によく作ります。
もう何年も前のことになりますが、初めて油ぞうめんを食べたのはJR鹿児島中央駅近くの「かごっまふるさと屋台村」にある奄美料理店でした。確かニラやにんじん、豚肉、だしを取った後のいりこが入っていたような…。
作り方はそのときにお店の方に教えてもらった記憶が頼り。しかし、だいぶ酔っていたのでその記憶すらあやしく、本場のものとは少し違うかもしれません。
鷹の爪は辛いもの好きな私のオリジナル。今日は冷蔵庫ににんじんも豚肉もなかったのでニラといりこのみのシンプルバージョンです。レモンやかぼすを軽く搾ってもおいしいです。ちなみに、奄美料理店での乾杯の合図は「ハナハナ~」でした。
油ぞうめんの作り方
1.小鍋にいりこと少量の水を入れて火にかけ、沸騰させてだしを取る。
2.鍋でそうめんを1分ゆでる。ザルにあげ、冷水でしっかり洗ってぬめりを取っておく。
3.フライパンにごま油と鷹の爪を熱し、長さ3cmに切ったニラをさっと炒める。
4.③のフライパンに、①のだしをいりこごと入れて乳化させる。②のそうめんを入れてだしがなくなるまで炒め煮する。塩で味を調える。
*九州の食卓2015年春号の巻頭特集「九州味旅・奄美」でも油ぞうめんを紹介しています。