叶 祥子さん(歯科医師/食養生指導)
1958年、神奈川県生まれ。大学歯学部に在学中、従来の対処療法による医療に疑問を感じはじめ、予防医療を目指す。神奈川県で歯科医院を開業後、東日本大震災を機に熊本県南阿蘇村に移住。持続可能なコミュニティーを目指す「トランジション・タウン南阿蘇」で、食養生の個人指導などを行っている。毎週日曜(9:00〜17:00)は「たねまきハウス」にてサンデーマーケットを開催。食養生の相談にも応じている


体に負担をかけない食べ方、飲み方を
  これから迎える年末年始には、忘年会や新年会が多くなりますね。飲みすぎたり、食べすぎたりする機会も増えます。一方、冬は排毒が難しい時期ですから、暴飲暴食が続くと、体に毒がたまってしまいます。そんな時は、どうしたらいいでしょう? 冬の時期の飲み方、食べ方を知っておきたいものです。
まず、お酒です。飲みすぎは体の負担になります。大切なのは、〝いいお酒〟を〝適量〟にすることです。いいお酒とは、きちんとした原材料で造られていて添加物を含んでいないもの、アルコール度数が低いものです。人によって適量は異なりますので、まずは自分の適量を知ることをおすすめします。
飲み過ぎてしまうのは、内臓に問題があることが考えられます。内臓に毒がたまっていなければ、お酒を欲することはないと思ってください。何より、内臓と精神は一体なので、飲みすぎてしまうのは、精神面で問題があるとも言えます。臓器によって人の感情も左右されているんですよ。
また、食べすぎないようにすることも大切です。ではもし、つい食べすぎてしまった場合にはどうしたらよいでしょう? 例えば、食べすぎても体調を維持できるような食べ方もあります。具体的な内容は、お話会でお話しますね。


次回は2019年1月12日(土)。「暴飲暴食による食べ疲れ」のお話会。どうして食べると疲れてしまうのかについて伺う予定です。

叶 祥子さんの実践できる〝食養生〟お話会
第3回 年末年始の過ごし方
■日時/2018年12月1日(土) 10:00〜12:00
■参加費/4000円(税込)
■個人相談(希望者のみ)/13:00〜(要事前予約/1人1時間1万円)
■会場/九州の食卓セレクトショップ
■お申し込みはこちらから 参加申し込みフォームへ