「九州の食卓 手仕事マルシェ」(通販)の商品を実際に使ったり、食べたりした感想です。
リポートしている人=三星舞
(フードコーディネーター/フードライター)


レモンクッキーを焼いてみました
洗双糖を初めて見た時、カソナードに似ているなあと思いました。カソナードはフランス産の含蜜糖で、クレープ(※)のトッピングやクレームブリュレの仕上げに用いられます。※フランスのクレープは生地を平たくたたんでバターや砂糖をかけただけのシンプルなスタイルが主流。
粒が粗めで日にかざすとキラキラと輝くこと、ラム酒やキャラメルを思わせる強い香り、コクのある深い甘みもカソナードにそっくり! 試しに洗双糖でレモンクッキーを焼いてみたら、白砂糖で作った時よりもこっくりとした味に仕上がりました。



シュガートーストを作ってみました
もっと簡単な使い方はシュガートーストでしょうか。食パンに有塩バターを塗り、洗双糖をほんの少しふってトースターで焼くと、部屋中に甘い香りが~! 食べる直前に洗双糖をもう少しだけぱらり。



いちごジャムを作ってみました
洗双糖は白砂糖よりも甘みが穏やかで、味に深みがあります。一方で黒砂糖よりも香りと味にクセがないので、煮物や焼き菓子などふだんの料理に使いやすいのが特長です。
例えば、季節の果物を使ったジャム作りにも。作り方はとても簡単。果物に洗双糖をまぶして果汁を出し、中火で煮るだけ。ただし、砂糖の薄茶色が仕上がりの色に影響するので、桃やマスカットなど淡色のジャムを作りたいときには向かないようです。

◎ちょびっといちごジャムの作り方


<材料>
いちご…1パック(正味約200g)
洗双糖…60g~80g(※)
<作り方>
1.いちごは洗ってヘタを取り除く。大粒のものは縦半分に切る。
2.ボウルに①のいちごを入れ、洗双糖を全体にまぶす。ラップをかぶせ、ひと晩置いて果汁を出す。
3.厚手の鍋に②を果汁ごと移す。中火で8分ほど煮て、アクが出たら取り除く。清潔なガラス瓶に詰める。
※砂糖が少なめのレシピなので、完成品は冷蔵庫で保存を。

原料は種子島産のさとうきび。
無精製、無漂白で仕上げたミネラルたっぷりの砂糖

“洗双糖”という名前の由来は、その製造工程にあります。まず、さとうきびの絞り汁をろ過して煮詰めて遠心分離機にかけ、不純物を取り除きます。さらにその糖液を再加熱し、遠心分離機にかけて結晶を取り出します。こうして二度不純物を取り除く工程を踏むので、“洗双糖”とよばれるのです。
さとうきびは、鹿児島県種子島産のものを使用。製造工程で化学薬品などを使わず、精製をしていないため、ミネラルをたっぷり含む粗糖ができ上がります。色はクリーム色に近く、粒は粗め。コクのある甘みを感じ、喉に絡みつくような甘ったるさはありません。
用途は、一般的な砂糖と同様です。黒砂糖のようなクセはないので、コーヒーや紅茶に入れても違和感がありません。ほか、料理やお菓子作りにもお使いいただけます。